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 推奨設定とゲームのはじめ方――Settings


・基本設定とスペック


Kaillera0.8以降より公式にフルスクリーンでのチャットが取り入れられました!
公式クライアント付属テキストにもありますが、フレームスキップがオートなのを確認後ゲームを必ずWindowモードで起動に設定してください。 まだまだクライアント自体が不安定なのでクラッシュしてデスクトップに復帰不能になったり、画面が見えずにチャットで連絡不能な事態がしばしば起こり得ます。

#個人的にもゲームはフルスクリーン!だと思うのでウィンドウモードでのプレイはあまり好きではなく、オーバーレイでのチャット機能追加が欲しいですね… :(
Lagについては根本的には環境側でどうにかするしかないでしょうから、人が増えればうまくいく相手も増えるというのをここで手伝うばかりです :))

こちらなどの音声チャット!を利用するという手もあるようで、安定したフルスクリーンでこれは大変おもしろそうです。


取りあえずゲームの相対画面が極端に小さくなる上、そもそもチャットウィンドウ自体がサイズ固定で小さいのでディスクトップ側の解像度を下げましょう。しんどいことにVGA(640*480)〜SVGAが推奨です。
マシンパワーに自信があるのなら各辺2倍表示にするとだいぶ良好になりますが、コマ落ちせず動いているか接続前に必ず一度シングルプレイで確認しておきましょう。

なお、どうしてもフルスクリーンで迫力に加えて安定性や描画速度が欲しい場合は必ず相手にその旨伝えて、どうせなら全員でフルスクリーンにしましょう。自分が見えないのに相手にチャットさせるのは大変失礼でもあります。

妥協策としてAlt+Tabでのチャットとフルスクリーン表示切り替えということも可能です。
ただし、この場合Tabキーでのメニュー表示を他に割り当てておくことと、一部の不安定なタイトルで切り替え時やタイムアウト時のクラッシュに気をつけてください!
ゲームそのものの安定性は増しますが、通信部分でクラッシュした場合の復帰が困難になることがあります。



500Mzh前後もあれば人気のCPS2でも十分平気だと思いますが基本的にウィンドウモードは重くなるので、不安な方は設定確認がてら一度接続前にアイコンからの通常動を試しておきましょう。

接続前にウィンドウモードでリプレイ記録ゲーム("Play and Record Imput..."―入力を保存しながら実行...)がオートスキップで問題なく遊べて(再生も)いるようであるならば、オンラインでもほとんど変わらないゲームができる可能性をこのKailleraは秘めています。

不具合を感じた場合、すべてのトラブルはまずここを確認する必要があります。


またウィンドウモードだと意図的でなくとも、OSに触れて別タスクを走らせてしまい相手を停止させがちです。
接続前にできるだけMAME32K以外のアプリケーションを終了させておき、プレイ中はゲームコントローラ以外の操作を極力避けるようにしましょう。

#せっかくだからチャットはガンガンいこう!! :DDDD





・これだけは確認したい推奨設定―マルチアーケードエミュレータ "MAME"編


完全な初期状態からの推奨設定は、"Options">"Directories..."から日頃使用している各フォルダ位置を指定してゲームイメージやコンフィグをまずは認識させます。
場合によっては相当の時間がかかりますが一度ゲームの認識が済んだら、Advanced"タブの"Frame skipping"で"Automatic"にチェックが入っているかを確認して、 "Controllers"タブの"Use joystick"にも忘れずにチェックを入れてください。

Kailleraクライアント対応クローンが大変増えてMAME32自体のベースバリエーションも非常に多くなったため設定の該当レジストリ位置がそれぞれ異なっていることがよくあります。
これは同じMAME32を使っている感覚であっても"Default Game Options..."などの設定が共有されず、全て初期段階に戻っていることになります。

基本的なディレクトリ位置やスクリーン設定はもちろん、一般的にMAME32系の初期デフォルトだとプロパティ自体でジョイスティックの使用チェックが入っていないためにdefault.cfgを共有したつもりでもジョイスティックそのものが使用できていなかったりということもしばしばです。
(さらにMAME32jベースの日本語クライアントは、Configフォルダの初期設定が"CFG"ではなく"CFGWIN"になっていることに注意してください!
DOSラウンチャ機能はKailleraに無意味の為、日頃使用していて設定済みの.cfgファイルが入っているフォルダで共有しても構いません。
ボタン配置などゲーム起動後の設定情報はここで設定したディレクトリ内の.cfgファイルなので共有可能です。)

はじめての接続前にシングルで直接起動してみることで、
そのゲームが問題なく動くかどうかチェックしておくのは問題の切り分けに重要です。
動作がおかしな場合まずは複数のMAMEクローンを試してみましょう。


その他の出力設定はお好みとマシンパワー次第で構いませんが、"Sound"タブの"Sampling Rate"設定はリプレイの再生時といっしょで相手との同期に影響をおよぼす可能性がありますので、とりあえずデフォルトの22050Hzを推奨しておきます。

さらに"Miscellaneous"タブの"Auto Pause"を切るとチャットなどマルチ時の同期待ち停止が大きく改善される可能性があり、標準ではオンになっているため必ず解除しておいてください。
日本語版の表記は"フォーカス喪失時に一時停止"です。

Kailleraクライアント0.72以降よりネットワークプレイ時には自動で無効化されるようになりました!


"Enable game cheats"については自分だけ有効にしていても無意味なので必ずプロパティから切っておきます。また今のCPUなら"Disable MMX"はオフに(MMX有効に)して構わないと思われます。(一部クローンでSSEのチェックもある場合はIntel Pentium3以上と高クロックのCeleronのみ対応の拡張命令なので注意してください。)

なお、"Startup Options..."の"Search for new games"や"Enable version mismatch warning"に関しては、了解できる場合自己責任でチェックを外したほうが起動時の面倒は少ないでしょう。
(立ち上げる度に大量のゲームデータ確認やバージョンアップの度に総デフォルトに戻すか尋ねられずに済みます。)


以上を完了後、まずは通常どおりにアイコンから一度お気に入りのゲームを起動してみましょう。適当なディスクトップ解像度に落とすことも忘れずに。
MAMEそのものの動作やボタン設定に問題が無いかどうか、Tabキーを押してまずは"Default Game Setting"より基本設定を確認していきましょう。

また日頃ゲームの難易度などを変更して遊んでいる場合は"DIP Switch Setting"を必ずデフォルトに戻しておいてください。
現在のところ同期されずに自分だけおかしな設定でプレイすることになります。


さらに、少々情けないことにデフォルトのポーズボタン"P"が、チャットの文字入力時に押しても反応してしまいます。

Tabキーから"Default Game Setting"のPause項目でEnterを押した後にEscなどを押して、文字キーからポーズそのもの割り当てを必ず解除しておくようにしてください。相手も止めてしまいます!





・これだけは確認したい推奨設定―ファミコンエミュレータ "NNNesterJ"編


まず実行ファイル以外に必要なデータベースファイル"nesdbase.dat"こちらなどに含まれています。

日本語名データベースファイル"famicom.dat""disksys.dat"はNNNesterJと同じページにありますが、とりあえずインストールだけしておいて"英語版データベースを優先する"にチェックして使用することを推奨しておきます。

対応した"kailleraclient.dll"は最新版ではなく0.7が推奨のようで、日本語化したものをこちらに用意してくださっています。

以上をすべて同じフォルダに用意したらまずは"オプション"から"動作設定">"バックグラウンドでの動作を許可する"にチェックを入れる。(また、ここで"優先度"を"リアルタイム"にすると良いという情報があります。)
そして、"コントローラ設定"(1Pだけで構いません)などを忘れずに済ませたら"Ext"メニューから"ランチャー"を起動してください。

ランチャーの"設定">"詳細設定"に入ったら"常にROM情報表示"、"CRC&データも表示"あとは"英語版データベースを優先する"などにチェックを入れて決定してから、"フォルダ登録"にてゲームイメージの場所を指定します。

これが終わったらいよいよ"その他">"Kaillera"を選ぶことでKailleraクライアントが起動します。

少々複雑ですが、ログインしてもゲームリストが表示されない!などの場合は以上をきちんと確かめてください。





・これだけは確認したい推奨設定―メガドライブエミュレータ "Gens"編


イメージファイル名が統一されていないというアーケード以外での問題がやはり出ているようで、"GoodGEN"にてリネームしておくことを推奨します。

GoodToolsについてはIRCでの配布が最新ですが、公式Webサイトが無いのでこちらなどから入手してください。
基本的な使用方法はDOS窓からすべて置いたディレクトリに移動して"goodgen rename"(renameの前にハイフンやスラッシュ無用)と実行するだけですが、こちらにて日本語の詳しい解説に加えてゲーム名をカナ表記にしたバージョンもリリースされています。(結局他のプレイヤーと互換性の問題がでますのでとりあえず英語名を推奨します。)

ゲームイメージのディレクトリ指定はオプション項目には無く、直前に一度読みこませた場所がオンラインプレイ時のリスト対象になります。
コントローラに関しては"Options">"Joypad..."からPlayer1のところの"Redefine Keys"を押して上下左右ABC、拡張6ボタンパッド用にはさらにMODEキー(ほとんど使いませんがRトリガ位置)、XYZといった順で自分のコントローラにあわせて設定します。

通信対戦時には自動的に1Pポートが"teamplayer"(マルチタップ接続状態)に2Pポートが"pad"になります。(このため、2〜5P用に2P側へマルチタップを接続する仕様の一部ゲームで3人以上のプレイ時に問題が出るようです。)
すべてのボタンを決めたらA以外に割り当てたボタンを押すことで設定を完了できます。

なおPlayer1の設定だけで対戦時はログイン順に自動で割り振られますが、スタートボタンが効かない場合には"teamplayer"を選択して1Pポートにマルチタップを接続状態にしてから各コントローラ分スタートボタンだけ1Pと同じボタンに設定してみてください。(それ以外のボタンは適当にキーボードなどに重複させて逃がします。)


以上を確認したら、"File"メニューの"Netplay"を選ぶことでKailleraクライアントが起動します。
また、通信対戦時にゲームを終了させてチャットに戻りたいときはMAME感覚でゲームウィンドウを閉じるのではなく、必ず"File"メニューから"Close Rom"を選ぶように注意してください!


なお、Gens v0.98付属のkailleraclient.dllはv0.7です!
チャットの日本語化DLLを入れる際は十分注意してください。
(0.71,0.72のDLLでも動いてはいますが、0.72だと動作が非常に不安定になるようです。)

すでに古いバージョンの公開を停止されているようなので、こちらに古いクライアント日本語化DLLをミラーしています。





・接続方法とネットワークについて


肝心のネットワークによる遅延ですが、対戦格闘等の場合は特にPing100ms前後は欲しいところです。

必要なファイルが揃い起動することができたら以上までの設定を再確認後、"File"メニューから"Play network game..."を選ぶことで現在立ちあがっているサーバーが応答速度順に一覧されていきます。
できるだけPingが良好で人の多いところを選んで"Connect"してみましょう。





Kaillera0.8以降から送信するキーフレームレートに上限を設けるようになりましたが、結果として逆に操作ラグを感じるケースが増えているようです。(同期はズレにくいかも)
サーバ接続時に選択するところがデフォルトだと20フレーム毎秒なので、Pingの良いサーバでこれはキツ過ぎるかと思います。

全員"Excellent"(30フレーム毎秒)以上を選択してから接続する事を推奨します。


サーバにログインできたら"Create new game"ボタンで好きなゲーム部屋(対戦台?)をつくるか、自分の遊びたい(もちろん持っている :P)ゲームですでに誰かの作った部屋があれば"Join"します。
お互いにPingがいい相手をみつけたら遊びたいゲームで誘ってみましょう。

そもそもPing(ピン)とは、相手にピンっと打った球がポンっと返ってくるまでの物理的な応答時間(1000分の1秒)のことで、
アクション要素が強ければ強いほど小さい数字が有利なのは間違いないです。


現在のところ実際の対戦では、ほとんど違和感無く対戦できることもあるかと思えば重くって重くってボタンの設定を確認することすらままならなくなるなど、うまく対戦できる時とできない時の落差が非常に激しいです。

DSLやケーブルなど回線はなにより重要でここが良ければ良いに越したことは無いのですが、これは回線の太さ(転送速度―サーバ役については特に要求されます)よりもネットワーク的な距離と設備(応答速度)に大きく依存しますのでサーバ役を介したお互いのプロバイダ同士の距離や時間帯をよく選ぶ必要があります。


この最大の問題についての解決策は自分がサーバになってしまうことに尽きます :)
同じマシンにログインすればPingは無いも同然。相手の分だけで済むので、Pingの近い相手が検索でやってくるのを後はただ待つばかり。

当BBSもぜひ一緒にご利用ください。





・ゲームの始め方


全員の準備を確認したら、部屋を"Create"したホスト側の画面にだけある"Start Game"をクリックすることで全員のゲスト側も自動的にゲームが起動します。

が、万一この時に相手がまだチャットを打ってたりなんかすると送信時のEnter入力でローディングを自分だけキャンセルしてしまったりするので要注意! :ooo
ホスト側が相手準備を必ず確認し、ゲスト側はOKだけ伝えた後はおとなしく待つようにしましょう。
ホスト側もいきなり起動したりせず、3,2,1…などとカウントダウンしてからゲームを開始してあげると親切ですね。
(今のところ自動でそういった機能はありません。)


また、基板上のリセットは相手に対して効かないようです。
同期がうまく行かなかった場合や不具合時など起動しなおす際には、お互いゲームウィンドウを終了させてからホスト側がもう一度ゲームを起動しなおしましょう。

この時ホスト側は他のプレイヤーも全員ゲーム画面を終了させているのを必ず確認してください。
ホスト側が慌ててもう一度ゲームを起動しだすと、ゲスト側はゲームの2重起動になってしまい確実にMAMEごとクラッシュします。


MAME32K自身で安定しているゲームであれば、一見固まったように見えても大抵は相手との同期を待っている状態なのでしばらく待てばお互いタイムアウトして復帰できます。

できるだけ強制終了しないでゲームウィンドウだけ閉じるかチャットに戻り、お互いに相手を待つようにしてください。


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